Second Lifeには夢がつまっている

現実と似て非なる異世界SecondLifeについてのあれこれ

【SL月一コラム】SecondLifeに歴史あり〜私と剣術界〜

苦し紛れの月一コラム!1月分!

常々SecondLifeでは人に歴史を感じる事があります。
なんでも出来ると言う自由度の高さが、アバターに現実さながらの個性を与えてくれて、その個性が絡むことで社会が生まれ、それが時間の流れで連続することで歴史が生まれる、SLで暮らす人々は、現実世界とはまた違ったこの仮想世界で、それぞれ苦あり楽ありの歴史を歩んでいたりします。
それを一つ一つ踏まえるには当然時間がないので、ここは常々エントリーを上げている私なりの剣術界の話を踏まえて感じていただけたらと思います。

 

◆剣術との出会い
私が初めて剣術ゲームのC:SIと出会ったのはもう約10年前となります。
最初はHarajuku simのとあるクラブにて遊んでいました。

そのクラブはそのクラブでとても面白く刺激的な魅力があったのですが、今回は剣術界中心という事で割愛させて頂きます。
とは言え、初めてその刀を見たのはそのクラブでの事でした。
私はまだSL初めて一月くらいの頃で、クラブ常連の友人が刀を持ってクラブにやってきたのが最初でした。
その日のうちに友人やクラブのオーナーさんもみんなで刀を見に、C:SI公式所縁の聖地samurai island sim(通称侍島。現在は消失しました。)へ遊びに行き、それから私が刀を買うまで時間はかからなかったです。
SLにもこんなゲームがやっぱりあるんだと言う衝撃を受けました。
初めて戦ったのはその刀を買った時、そのまま侍島で初心者らしき外人さんと戦いました。簡単な英語で試合を挑まれました。
もちろん戦い方はめちゃくちゃです。
でも凄くドキドキしたし、相手も楽しんでいたようだったのをよく覚えています。

 

◆切磋琢磨の日々
それからどういう経緯だったかはよく覚えていないのですが、確かウェブサイト経由で当時の新撰組グループを訪ねました。
以前にも書きましたが新撰組が剣術の指南サイトを作っていたのです。
新撰組と言っても京都幕末simが出来る前で、sim名失念してしまいましたが、どこかの道場で戦ったのを覚えています。
その時に当時強いと名の通っていたKou Hynesさんと出会い、何度も負けてはどうしたら倒せるかを自分なりに考えて戦うのが面白かったのを覚えています。
正直、当時は皆そこまで強くなく、剣術を教える人も手探り手探りで腕を磨くという段階で、私はどこにも所属しないままふらふらとあちらこちらの道場のお世話になり、同時期のライバルと切磋琢磨する日々でした。
そうして過ごしてるうちに、EDO JAPAN simで剣術大会があると言う報せが入りました。

 

◆第二回江戸剣術大会
最初の江戸剣術大会はEDO JAPAN simの身内イベントとして開催され、それから数ヶ月ほど間を空けての第二回で、日本人の間で剣術が広まってきたので公募するようになったと記憶しています。
今大会にKouさんが出ることになり、私も迷いつつも面白そうだったのでMallow McMillanでエントリーする事となりました。
この当時のイベントはまだ負荷軽減対策として客席と催しのsimを分けると言う手段がなく、剣術も例外ではありませんでした。
しかし同条件という中で皆戦い、私はこの時準決勝で初めてKouさんに勝てました。
その事がとても嬉しかったことと、決勝に向けて気を緩ませてはいけないと必死だったのを覚えてます。
決勝の相手はKouさんと同じく強いと名が通っていたDosa Beckさん。
誰もがKouさんとDosaさんの決勝を予想した中で番狂わせを起こし、場の空気が変わり、その上で大会のなんとも言えない異様な緊張感に包まれつつ挑みました。
そして、私はDosaさんに敗れました。
今でも一番思い入れのある最初の大会でした。

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◆大流派時代
第二回江戸剣術大会後、Dosaさんはその当時最大勢力となる土娑流を、Kouさんは粋心流を開き、日本の剣術グループ"流派"が流行り始めました。
剣術大会を開いた江戸は日本剣術界の聖地となり、剣術用にとEDO JAPAN KITAMACHI simが増築され、何時でもここへ行けば誰かが試合をしていると言う規模でした。
他には山形simよりC:SIメインではなかったけど強いプレイヤーが多数所属していた忍蔵流がありました。
多数の人員を抱えた流派は交流試合などが盛んに行われ、大会などでも流派を背負って戦うようになりました。
土娑流はそのうち海外のC:SI公認グループYakuzaクランと結びつくようになり、著名な日本人プレイヤーもそこから海外へ参戦するようになりました。
私はと言うと変わらずしばらくふらふらしていましたが、剣術を面白く楽しむこと・愛刀としていた白色のDragonと言う刀にちなんで白辰流と言う流派を開く事となります。
師範を名乗る中で一番不真面目ながら、何人かに刀を教えたりしていました。
そして、弟子の一人としてえいひさんと出逢いました。

 

◆SL中断
その後第三回江戸剣術大会に出場し、またもDosaさんと良い試合をして敗れたり。
土娑流の助っ人としてYakuzaクランから海外の試合にも出場し、早5時から刀をしたり。
メイドカフェで剣術に勧誘したメイドさんが強くなりすぎて全く勝てなくなったりと、色々と面白い細かなエピソードがありましたが、様々な新しい風を尻目に隠居する感じでひっそりと消えて行きました。
正直私が動かないでも剣術界が安泰だったと言うところで、今ほどのモチベーションはなかったと言うのはあります。
一プレイヤーとして純粋に剣術を楽しみました。
そしてその後RL環境の変化に伴い、SL自体の中断となります。
私が中断している6年の間にはobi Galliさんが立ち上げた桜蕾クランが最盛期を迎え、C:SI公認イベントとなどで活躍された形跡を見ました。

 

◆剣術復帰へ
SLへ復帰したのは昨年6月のことです。
実は3年ほど前に少しだけ戻りましたが、その時のPCスペックが追いつかず、インワールドの人狼を少しだけプレイして断念してました。
剣術だけでなく魅力を感じてる世界なので、中断している間もずっと気にかかっていたのがSL復帰理由で、正直なところ、C:SI公式サイトは数年前で更新が止まっており、こっそり昔の所縁の地を訪ねても人がいない状態で、剣術が続いているとは思っていませんでした。
昔の剣術友達もほぼ全滅し、剣術はもうないかなと思っていたのです。
そんな中で声をかけてくれたのがえいひさんでした。
師として全く何も出来てなかったにも関わらず、待ってたと言われました。
私の白辰流には、私との勝利数に応じて称号を用意しています。
彼女は一勝も出来ていない状態で止まっていました。
6年越しの挑戦状を叩きつけられて、えいひさんは初勝利の称号を手に入れ、しかし三連勝の称号は防げたので、私はまだ師でいられると喜びました。
(今は三連勝もされました。残すところ五連勝と前人未到の十連勝です。)

 

◆剣術界再興へ
剣術はかろうじて残っていましたが、同時に虫の息のような、先細る状態でした。
クランも流派も少人数故に体を為さず、毎週の剣術イベントでは決まったメンバーが5,6名集うくらいで、大きなイベントは4年前の幕末剣術大会が最後、公式サイトは2011年で更新停止、全体の試合数は週100回に満たないほど(公式サイトで自動で集計されています)、公式所縁の侍島も消滅、新しい武器は5年ほど出ておらず、寧ろ4つあったベンダーは1つが消滅。
剣術の楽しさは以前エントリで挙げた(C:SI剣術の魅力参照)通り知っているし、このまま消えてしまう事はとても寂しく思いました。

そんな中でasura Baguierさんと出会います。
asuraさんは、ちょうど私と入れ違う形でずっと海外のクランで剣術をされてきた方で、侍島消失後、C:SIの存在に侍島の存在は不可欠だったとして、所有されている3simにC:SI公認グループであるクランを呼び込み、自ら侍島を、C:SIを維持して行こうと努められた方でした。
侍島がC:SIに必要だったと聞いて腑に落ちた私は、asuraさんが3sim所有されていることを踏まえ、ならば日本のC:SI剣術界には剣術大会が不可欠だったとして、日本の剣術大会の復活をとasuraさんと結託しました。
私は昔、日本で剣術界が流行り、そして海外とも繋がりを持っていった過程を知っています。
私は日本語しかできないから、日本の剣術界を盛り上げますが、其れはC:SI剣術界全体の再興にも繋がっていくと信じて活動することが、今回の大きなモチベーションとなっています。

 

◆安土剣術大会へ向けて
開催まで一週間を切りました。
剣術大会のため、ひいては剣術界復興の為に剣術教室をしたり、その間2度ほどまた剣術界が揺らぐ出来事があったり、正直今もC:SI公式的には油断出来ない状態だったりしますが、そんな逆境の最中、偶然にも復帰されたDosaさんが中心メンバーに加わって助力してくださったり、他にも大きな出逢い、偶然が重なって、プレイヤー的には再び陽が差してきたように感じています。
この流れのカタルシスかのように安土剣術大会があるのも、偶然か必然か、大変面白く感じています。SLってやっぱり廻り合わせかのような、人の繋がりが大きいですね。
私は剣術大会の重みを、貴重な経験としての重みをよく知ってます。
今からすれば随分なクオリティながら、10年も前の大会がずーっと私の心に残っているように、今大会も、初めて参加される方にも、心に残って何かに繋がって行くと良いなと思っています。
そして今回は、何も知らずに初めて剣術を見ていただく方、応援に駆けつけて貰える方にも色々と楽しんで頂けたらと、あれやこれやと出来る範囲で手を尽くしてみています。
計らずも剣術大会ながら、テーマは「祭」となってきたように思います。
選手も観戦者も、よかったら楽しんでいってください。
安土剣術大会は来週土日、2月11日・12日、各22時よりの開催となります。

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Second Lifeに歴史あり
すっかり宣伝で〆てしまい、エントリーのテーマを忘れそうになってますが、拙いながら人と人が紡ぐ別世界としての歴史がここにあると感じてもらえたら幸いです。
(歴史というには文章量的に色々と端折ってますが)
あくまでこれは私と剣術界の話であって、こんな流れを各プレイヤーがそれぞれ紡いでいたりするのです。
だから色んな人の話を聞くのも面白いし、そうして今日、人と人の関わりで出来た別世界としてあるSecondLifeがとても興味深く、楽しくて愛しいです。

 

もしSLされてない方でSLに興味を持たれた方がいましたらいつでも、どこからでも連絡ください。
剣術以外でも、手引きさせて頂きたいと思います。
長いエントリとなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

【SL月一コラム】身体のパーツがバラ売りされるイマドキのSecondLife

今回から月一でSecondLifeに関して色々と感じたことなどコラムとしてまとめていけたらなと思います。
あくまで個人的な視点であることをご了承ください。


私は今年、6年ぶりにSecondLifeに復帰しました。
6年前と言うとちょうど3DのメッシュがSLに導入される頃の話です。
なのでメッシュがない時代から、メッシュ導入によってもたらされた世界の変化を目の当たりにし、似たようでどこか違う世界、まさにタイムスリップしたような感覚でした。


SLではメッシュは基本的な作成ツール(プリム)やアバターに使われていたもので、これをユーザーが自由に作れるようになった結果、ユーザーがアバターそのものを生み出すと言うことが出来たり、アバターのボーンに合わせて身体の一部のように伸縮するようになったので、見栄えの自然な服が作れるようになりました。
ボーンとはまま骨のことで、アバターに動き(アニメーション)を与えるためのものです。骨組みに肉付けするようにメッシュアイテムを貼り付けられる事が出来ます。
要は普通のゲームみたいなアバターをユーザーが作れるようになったよ!と言うことです。
最も砕けた言い方をするとアバターの見栄えがとても良くなったんです!
例えば初代PS時代の3DのゲームキャラとPS2の3Dのゲームキャラって同じもので出来ててもクオリティの差が歴然ですよね。ずっと初代PSのキャラベースでスキンを張り替えて使ってきたけど、PS2の時代になってPS2クオリティのゲームキャラを自作できるようになったから作ったみたいな話です。
実際に2003年のSecondLifeのリリースからユーザーがメッシュアイテムを作れるようになるまで、8年の差がありました。

※特に変化が顕著な手の画像。左はデフォルトアバター、右はメッシュアバターの一例
昔はデフォルトのものにスキンを貼るだけでしたが、今はメッシュの手も色々出ています。

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そんなメッシュが導入されてから6年と言う時間は、SL内の文化に大きな影響を及ぼしました。

何より衝撃的だったのが日常会話です。

「その頭どこで買ったの?」とか、「今度〜(SL内の店名)が出す手が欲しい。」とか、「唇と耳と目をいじったけど顔はデフォルトです。」とか、そんな会話が実にカジュアルに行われていました。
デフォルトとはSLで元々あったアバターのことで、これに対しユーザーがメッシュで作ったものはメッシュボディやメッシュヘッドなどと呼ばれています。
元々アバターにつけるスキンやシェイプをユーザーが自由に作れて、アイテムとして売られたりもしていると言った点で衝撃的だったSLですが、メッシュアイテムの導入はそれをさらに飛び越え、身体のパーツ売りと言う文化を生み出していました。
つまり、創作物のSFなどなら身体の一部やほぼ全部やら機械化すると言う設定でよく交わされたりするような会話が、今日のSLでは日常会話として成り立っているんです。
その異世界感、異文化感、近未来感に心の底から萌えました。
SLを運営しているリンデンラボがやったことはユーザーがメッシュアイテムを作れるようにしただけです。
身体のパーツ売りやそれが受け入れられ日常会話に影響するまでになった社会はユーザーによって成り立ったもので、SLとはずっとそういう世界なんですが、改めて衝撃的で、そしてとても魅力的であると感じさせられました。


そしてSLは現在、メッシュに続く変革を迎えています。

BENTOの導入。
これはアバターのボーンを劇的に増やすと言うものです。
これまでのボーンは13年前にSLが生まれた当時のもので、いくつかの手のポーズや表情が用意されてはいましたが、その用意されたものしかなく、特にアニメーションは擬似的なものを作ると言う手段しかありませんでした。
それがこれからは指一本一本自由に、表情もアニメーションで自由に動かせるようになります。

※次の動画はメジャーなメッシュヘッド店のBENTOを使った表情切り替え機能のプレビュー
もちろんユーザーによるもので、リンデンラボは作れる環境を用意しただけです
今後様々なこうしたアニメーションアイテムが発表されていくでしょう

www.youtube.com

また、ユーザーが作ったメッシュアバターを普通のゲームのキャラ作成のようにパラメーターをいじって細かく自分好みにカスタマイズすることがこれまで身体のみで頭の部分では出来なかったんですが、今回それも可能になり、メッシュで作られた顔で個性が出せるようになりました。

さらにこのボーンは人間的なものだけでなく、羽根や尻尾、後ろ足、人魚の尾などファンタジー用のボーンも多く取り入れられています。

この事がこの先、SLの世界にどう影響し取り入れられていくかはまだ未知数ですが、その未知がまたユーザーの手によって形を為していくと言う様がどうしようもなく魅力的な世界なのです。
これからも一ユーザーであると同時に、この異世界の変革や革新を観測して行きたいと思います。

I❤️SL

【SecondLife】2016年 主要なC:SI系剣術施設紹介【非技術系アドベントカレンダー】

私自身が6年と言うブランクの中で出た新たな剣術の武器に対応しきれていないため、なかなか筆が進んでない解体新書ですが、そちらはさておき、今回はお薦めの場所がテーマと言う2016年セカンドライフ非技術系アドベントカレンダーに則り、現役の主要なC:SI系剣術施設の紹介をしたいと思います。ヾoノ(主に日本人向け)

www.adventar.org

 

◆剣術の聖地 あづちsim群(www,zzz,aaa sim)

日本人であり剣術愛好家のasura Baguierさん所有のsim群で、複数の剣術クランや道場、プレイヤーが混在していて、日本人界隈だけでなく世界的に見ても現在の剣術の聖地と言うsim群です。なお、日本人向けに一般レンタルもやってるので、剣術うんぬんに関わりなくても普通に住むことが出来ます。

現存する数少ない日本人運営の和風simでもあります。

先ずはそんなsim群からいくつか紹介しましょう。

 

・あづち侍島 SLurl

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WWW simにあるオーソドックスな地上にマットのタイプの道場です。

simオーナーでもあるasura Baguierさんがオーナーで、クランなどに属していないので、誰でも気軽に剣術に参加出来る場所です。海外の方にも多く親しまれています。

定期開催のイベントでは毎週土曜日23時よりにasuraさん主催でちゃんばら大会を開催しています。ちゃんばら大会は檻のようなステージで一時間乱戦をして、誰が一番人を倒せたかを競います。

また、12月3日土曜日21時より初心者さん向けに木刀のみのトーナメントが開催されることとなりました。優勝者には製品版の刀がプレゼントされるという企画で、以降も月一開催を考えています。木刀しか持たれていない初心者の方は是非是非優勝目指して参加してみてください。

 

・石田剣術道場 SLurl

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ZZZ simにある石田クラン所有の剣術道場ですが、こちらも石田クラン所属のasura Baguierさんにより剣術道場が開かれています。

asuraさんが居る日時は月・水・木・金(祝日を除く)21~22時ですが、指南者がいなくても自由に使えるよう開放されています。

木刀も置いているので、刀を持っていないけど剣術に興味がある人や製品版の刀を買ってみたけど扱いがわからない方はぜひ訪ねてみてください!

 

・石田クラン SLurl

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石田剣術道場と同じくZZZ simにあります。

C:SIと共に10年と歴史あるクランですが、世界的にも剣術人口が減少しているため、こうしたクラン単位での活動も最近では難しく、残ったメンバーはあづち侍島などでクランの枠を超えて活動していることが多いです。

石田クランへ興味がある方はasura Baguierさんへ尋ねてみてください。

 

・剣鬼クラン SLurl

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WWW simの一角にある屋敷型のクランです。

活動が海外メインなのか、実は私もまだ活動に出会ったことがなく、よくわからないので申し訳ないです。

プレイヤー人口が増えれば、自然とクランの人間も増え、クラン単位での交流戦など活発になっていくのではと思っています。

今の私の活動がそうしたことに繋がればいいなと思います。

 

・明石クラン SLurl

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最初に紹介したあづち侍島の道場に隣接しています。

立派なお城が最近建ちましたが、イタリア人のTAKESHI源氏による作品です。お城は中の構造もしっかりしていて、天守閣まで登ることが出来、観光スポットとしても良い出来です。

中にはところどころ剣術用の器具がありますが、あくまで剣術クランの一つなので目を瞑ってください。w

ちなみに明石クランの修行は修行らしい修行なので、とても厳し目なようです。ストイックに頑張れる方にお勧めします。

 

・白辰流道場 SLurl

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あづちsim群最後の紹介となりましたが、すみません。私の道場です。

土地が狭いので建物を作らず、竹林に囲まれた空間をイメージしました。

ししおどしの音を聴きながらゆるりと剣術に励んでもらえたら幸いです。

 

◆愛・八十六クラン AREA86 Zsim

あづち侍島と並んで活動が活発なクランです。

しかしやはりクラン単体ではなく、垣根なく剣術プレイヤーに呼びかけて活動されています。

 

・愛錬館 SLurl

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毎週月曜日の23時より、KINGとCircle GAMEと言う戦闘イベントをやっています。

KINGは勝ち抜き戦で、勝者は武器の付け直しによる回復なし(自然回復はok)でそのまま戦い続けます。前半30分はKINGです。

Circle GAMEとは写真左手の円形の舞台の上で乱戦し、体力がなくなるか、舞台から落下したら死亡と見なされ、最後に残った一人が勝者と言うゲームです。10本勝負となっていますが、だいたいぴったり後半30分です。

 

 ・裏愛錬館 SLurl

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名前の通り愛錬館に隣接していますが、TPでしか飛べません。

ここでは毎週木曜日23時よりCAPTURE THE FLAGというゲームが行われています。

CAPTURE THE FLAGとは、チームで別れて、各チーム一人大将が指定され、その大将が旗を背負うことに由来します。つまり大将を倒した方が勝ちです。

舞台も街中のセットが用意されていて、普段の戦闘とはまた違った雰囲気が味わえます。

チーム分けと大将の決定は独自のシステムが用意されており、完全にランダムで決まります。理不尽でも泣かない事!

 

◆Blue Lotusクラン&Eternal Bladesクラン SLurl

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この二つのクランは最近一つのsimを共同出資で借りて引っ越しました。道場以外は景観simのような感じになっています。

完全に海外の方が中心で、水曜朝5時より乱戦が行われているらしいですが、さすがに私も行けていません。

どちらも明石と同じく10年続く最初期のクランです。

 

◆自由ひろば 剣術道場 SLurl

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11月より、セカンドライフ初心者支援施設の自由ひろばさんで、初心者支援教室ひろばスクールの一つとして毎週金曜日22時より剣術教室を開かせて頂いています。

もちろんセカンドライフ初心者の方以外でも、剣術に興味ある方、久々に剣術に復帰される方、刀は持ってるけど飾りだと言う方など、広く参加お待ちしています。

指南しつつ、何より楽しむことを目的として授業を組んでいるので、是非遊びに来る感覚で参加してみてください。

 

◆剣術イベントまとめ

2016年12月現在、主要な現役の剣術施設は以上です。

気になった場所があったら是非訪ねてみてください。

以下細々と書いたイベントなどの情報をまとめておくので、参考にして頂ければ幸いです。

 


月 23時 愛錬館 KING&Circle GAME SLurl


木 23時 裏愛錬館 CAPTURE THE FLAG SLurl
金 22時 自由ひろば 剣術教室(木刀) SLurl
土 23時 あづち侍島 ちゃんばら大会 SLurl

 

月・水・木・金(祝日除く)21時~22時 石田剣術道場(木刀) SLurl

毎月第一土曜日(予定)  21時~22時 初心者向け木刀試合(木刀) SLurl

※(木刀)は刀を持ってない人でも参加出来ます。木刀は無料です。

 

◆最後に

意外と箇所があってまとめると長くなってしまいましたが、プレイヤーは本当少ないんです。他にも色々と剣術系エントリー上げていますが、一人でも興味を持って頂ければ幸いです。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

今回、セカンドライフ非技術系アドベントカレンダー『テーマ:場所』と言うことで、あまり知られていないであろう剣術の場所をまとめました。

セカンドライフ技術系アドベントカレンダーもあるので、よかったらそちらも見てみてください。

セカンドライフ技術系 Advent Calendar 2016 - Adventar

 

それでは良いセカンドライフを!ヾoノ

C:SI剣術解体新書 基礎編 2016年度版

こんにちは、Mallow McMillanです、Xileen Jewellです。2垢合わせて\@xionowelです!/

先日のエントリーSecond Lifeに存在するC:SI剣術界隈の歴史的背景、そして現状、この先に触れた世界観的な話でした。

今回からのエントリーでは、そもそもC:SI剣術がどう言ったものか、操作方法など、その内容について深く書き記し、解体新書の名に恥じないよう、私の知る限りのことを網羅したいなと思います。

なるべくSL外の人にも伝わるようにしたいのですが、さすがに内部操作に触れる檻、細かく配慮が行き届かないことをご了承ください。

 

 

1.C:SI剣術の魅力

基本的な操作などの説明に入る前に、先ず魅力を伝えたいと思います。

そんなことはだいたい想像付くから早くやりたいと言う方は読み飛ばしてください。

 

格闘ゲーム×FPSが生み出す臨場感

C:SI剣術を深く楽しんだ人が感じているものは、何より先ず相手と戦っていると言う試合の臨場感と言うのが共通していると思います。

格闘ゲームプレイヤー方もそうなのだと思いますが、C:SIも格闘ゲームのように、次は何を出すか、相手は何を出してくるかと言った対戦相手との駆け引きがあります。

この駆け引きと言うのが先ず、他の人物と戦っていると言う感覚を引き起こすのだと思いますが、その上で、C:SIは戦闘時、FPS(一人称視点)で戦うのです。

相手との攻撃や防御のタイミングと言った駆け引き、間合いの駆け引き、これをFPSで体感することで、相手と向き合って戦ってるような感覚に陥り、臨場感を生み出します。

 

◆遊び方、舞台演出の自由度(Second Lifeの強み)

C:SI剣術は公式的には勝敗のみが記録されるようになっており、その戦闘スタイルは縛りがなく自由です。つまり戦闘が許される場所であり、オブジェクト生成、スクリプト動作、プッシュが許可されている場所であればどこでも戦うことが出来ます。(誤操作で飛ぶと試合が中断されてしうまうので、C:SI環境の理想としては加えて飛行"禁止"もあると良いです。。)

なので、SLに通じてる方は想像付くと思いますが、遊び方は人が思いつく限りです。

オーソドックスなのは格闘ゲームでもおなじみマットを敷いて1対1で試合をする道場型ですが、主な戦闘スタイルとしては集団戦(相手の集団をせん滅or大将を決めて討ち取る)、団体戦、勝ち抜き戦、トーナメント式、乱闘があります。(イベントなどで人が集うと大体最後には乱闘になったりします。鍋で言う、うどんとか雑炊のようなお約束です。海外勢も同様です。)

主な舞台としては落ちたら負けルールの高台、江戸の街並みを再現した舞台が常設されていますが、迷路、崩れる床、細い足場などの舞台でもプレイしたことがあります。

SLの自由な創造性に任せて、本当に自由です。

やったことないけど、戦闘ありのレース的なものを舞台として作っても楽しそうですよねっ。

 

◆見た目がカッコいい!

とまあここまでごちゃごちゃ書きましたが、最初はこれです。これでいいんです!

そのうち自分の姿が見えない世界にどっぷりはまっていきますが、最初は自分のアバター見ながらぶんぶん刀振り回したりしてカッコいいなあとか思ってたらいいんです!

また試合中自分の姿が見えなくなると言うことは、自分がどんな動きをしているのか、よく見ておくことは基礎の一つであり大事なことの一つでもあります。

自分の動きを覚えることで、FPSでも攻撃を繰り出しつつあの動きをしているということがしっかりイメージ出来るようになります。 

 

 

2.C:SIの武器購入など基本操作までの前準備

では、C:SIの武器選びから入っていきたいと思います。

先日のエントリーで上げた通り、C:SIのベンダーは現在MUSASHIと灰の二店です。

名前はMUSASHI、灰ですが、当然どちらも海外の方です。C:SI界隈は海外の方も和名が非常に多いです。

どちらの店舗もSL内ではMusashi simにあり、訪れ易いです。

MUSASHI /

また、MUSASHISL Merket Place(SL内アイテムのネット通販です。ここで買うとアバターに直に商品が届きます。)にも出店されています。

とりあえずここで大事なのは、C:SIに対応していない武器もあると言うことです。

C:SI対応武器は必ず以下どちらかのロゴが入っており、値段は800L$~1000L$です。

SL Merket Placeでは見づらくなっていますが、説明文のどこかに必ず書かれています。

変に安いものや、このロゴ、combat samurai islandの文字を確認せずに買わないでください。

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ちなみに、C:SIは刀以外にも色々な武器が出ていますが、値段の差が武器の強さに直結することはありません。そしてこの世界に慣れるのには、先ずスタンダードな"刀"をお薦めします。現在のラインナップで私がお薦めするとすれば造形がそれなりによく、描写の軽いMUSASHIのDynastyです。もちろん他の刀や武器を選ぶのも自由です。

また、昔は武器を手に入れると自動で専用HUDがついてきたのですが、今は鯖が停止してしまったのか配布されないようです。

そのためお手数ですが、C:SI専用HUDをMUSASHIにて忘れずに入手してください。以下の赤い箱で配布されています。

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これを装着すると次の左の画像のように丸っこいのが付くのですが、HP減少度など正直バーがわかりづらいので、真ん中の侍と言う文字をクリックしましょう。

すると右の画像のようにカシャっと格闘ゲームみたいなHPバー(赤)と、SPバー(青:後述します)と言うものが出てきます。

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購入した刀はrezすると無駄に格好いい演出をして箱が開きます。

無駄に格好いいだけに高LIです。サンドボックスやLIに余裕のあるところでrezしましょう。

そして手に入れた中身から、刀(katana)と鞘(sheath)を選んで装着しましょう。抜刀ジェスチャーはお好みで。

鞘は背中につけるものと腰につけるものとある場合があります、どちらか一つ選んでください。

刀と鞘、そしてHUDが装着出来たら前準備は完了です。

 

 

3.基本操作

では先ず抜刀してみましょう。

抜刀は同梱の抜刀ジェスチャーか、身に着けた鞘をクリックで出来ます。

抜刀出来たら、基本操作をしてみましょう。

左クリックを押しっぱなしにすると、構えの状態に入ります。

構えの状態で各種移動キーを操作することにより、攻撃などが繰り出せます。

移動はいつもと同じく、左クリックなどせずに移動キーを押すだけです。

以下の図に基本操作をまとめてみました。色々と動かしてみてください。

(※画像はマウスルック時の操作となるので、非マウスルックの場合は左右の移動がアバターが回転するだけとなります。)

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(わかり辛かったら新選組さんの基本操作も参照してみてください。とても丁寧に作られています。)

見てのとおり十字キーでも操作できるのですが、ジャンプとガードのしやすさから言って、WASDでの操作をお薦めします。

 

◆特殊移動操作

C:SIの刀を抜刀した状態だと特殊な移動ができるようになります。

・ダッシュ

ダッシュは、ダッシュしたい方向へ移動キーを素早く2回入力します。大抵の薄い壁なら突き抜けてしまうので注意です。また、非マウスルック時だと左右キーが回転するだけで、左右のダッシュが出来ません。

・2段ジャンプ

2段ジャンプはジャンプ中好きなタイミングで出来ますが、ジャンプしてから着地まで、時間が経つごとに跳躍力が失われます。一番よく飛ぶのは素早く2回入力です。しかし飛びすぎると着地時によろけて大きな隙となるため気を付けてください。確実に必殺技を避ける時くらいが使い時です。

尚、この特殊移動系はSPバーを約5分の1程度消費します。SPバーについては後述します。

 

◆連続攻撃

左クリック+前、左、右、後で出せる斬り攻撃、及び蹴り攻撃は各3段階まで連続で出すことで変化します。

主な変化は見た目ですが、攻撃によって出るタイミングが若干違ったり、1度の攻撃で2撃加えるもの、武器によっては移動を伴う攻撃などが存在します。

また、この3段攻撃は斬りと蹴りを自由に組み合わせることが出来ます。

例えば、前、蹴り、右と入力すれば、私の愛用してる刀だと前斬の1段目(突き)、蹴りの2段目(蹴り上げ)、右斬りの3段目(二連撃)の攻撃が繰り出されます。

是非、先ずは非マウスルックで色んな連続攻撃を出してみて、お気に入りの攻撃を見つけてみてください。

 

◆ジャンプ構え(ジャンプ斬り、ジャンプ必殺)

基礎と言いつつちょっと特殊な応用的な技術です。必ず出来なくてもC:SIは楽しめます。

攻撃を繰り出すための構えは本来地上にいる間しか出来ないものですが、ジャンプキーを押してすぐ、アバターが飛び立つ前に左クリックをおしっぱにして構えに入ると、空中でも各攻撃が出せるようになります。

ジャンプするアバターは攻撃が当てづらいため、一方的に攻撃を加え、相手の攻撃をかわしたりすることが出来ます。

また、C:SIの必殺技は繰り出すまでの2秒ほど、硬直して隙だらけなので、その硬直時間を空中でやり過ごすことで、地上より安全に必殺技を出せるメリットがあります。

 

 

4.基礎知識

基本操作に続いてはHUDや駆け引きなどゲーム内容に関する基礎知識です。

いよいよ実戦に近づいてきました!

 

◆回復手段

・自然治癒

C:SIではHP、SPともに自然回復します。なのでいくらでも逃げ回ってしまうと勝負がつかなくなる、ということがあります。逃げるのはほどほどにしましょう。

・HP吸収攻撃(Blood Drinker)

ダメージが少ない代わりに、攻撃時、確率で相手のHPを吸い取ると言う特定の武器が存在します。ベンダーが雲隠れしたため、現在は入手出来ず、使い手はほとんどいません。

・katanaの再装着

自然治癒があるとは言え、その回復速度は微量ずつです。勝負がついた後で回復しきらず連戦となるようでしたら、katanaを外して装着しなおしましょう。それだけで全回復します。

装着後、抜刀を忘れずに!

もちろん勝負中はご法度です。また、あえて回復なしで連戦をする勝ち抜き形式の試合もあります。

 

◆SPゲージ

C:SIシステムで重要な項目の一つ、SPゲージです。

前述で、ダッシュや二段ジャンプなどの際に消費すると書きました。また、必殺技を出した時にも消費されたのがわかった方もいると思います。

C:SIではこのSPゲージにより、必殺技が連発出来ないようになっていたりと、重要なゲームバランスを制御しています。

ざっくりとした消費量は以下の通りです。

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ゲージが消費量に足りないと、当然その行動をとることが出来ません。

なので最悪、SPゲージがなくなるとガードすら出来なくなり滅多斬りにされます。

普通に戦ってたらそこまでSPが消費されることはあまりないのですが、武器によってはわざとガードの上から攻撃してSPを削りガードを出来なくして滅多斬りにすると言うスタイルのものがあります。

 

◆三つ巴の駆け引きシステム

C:SIの肝と言っていい重要な項目です。

C:SIでは斬り攻撃、蹴り攻撃、ガードの三つの行動がじゃんけんのような三つ巴の関係性を持っています。

・斬り攻撃 − 蹴り攻撃に強く、ガードに弱い

斬り攻撃はダメージが大きく、一撃でHPバーの6分の1ほどのダメージを与えられます。

反面、ガードされるとダメージを完全に防がれる上に2秒ほど硬直し、ガードか移動しか出来なくなります。

・蹴り攻撃 − ガードに強く、斬り攻撃に弱い

蹴り攻撃はガードを無視してダメージを与えられます。また、ノックバック効果(プッシュ)があり、相手を刀の間合いから外すことが出来ます。

しかしダメージが小さく、一撃のダメージは斬り攻撃の半分に満たないほどなので、斬りには威力負けします。

・ガード − 斬り攻撃に強く、蹴り攻撃に弱い

ガードは斬り攻撃を完全に防ぐ上に、相手の攻撃を2秒ほど硬直させて止めることができるので、反撃の起点や、流れを断ち切り仕切り直すきっかけとなります。

しかし蹴り攻撃は防げず、ダメージを受けた上にせっかくの反撃の機会も間合いから外されることで失ってしまいます。また一撃では弱い蹴り攻撃も、連続で貰っていると大ダメージとなります。

 

◆様々な必殺技

C:SIの必殺技は武器ごとに設定されていますが、ある程度パターンがあります。

尚、パターン名は私が勝手にわかりやすそうな名称を決めただけで通称ではありません。

・突進型

刀に多い、スタンダードなパターンの一つです。

任意の方向にアバターもろとも一直線に突っ込んできます。

・射出型

刀に多い、スタンダードなパターンの一つです。

任意の方向に一直線に射出して来ます。アバターはその場を動きません。

・設置型

レアです。

アバターを中心に、円形の範囲攻撃を繰り出します。アバターはその場を動きません。

・強化型

刀以外の武器に多く見られます。

10秒ほどの間、武器の振り速度やダメージの上昇、またガード時の硬直を無視出来ます。

下手にガードするとSPを削られ、ガード不能に陥ります。

 

全ての必殺技はエフェクトが極端に派手なため、わかりやすいです。

音や見た目で判断して距離を置くなど警戒しましょう。

また、必殺技時の硬直は、しっかり見極めるとダメージを与える好機になります。

ダメージを与えてくる系の必殺技はガード不可で、当たると全HPの2/3ほどのダメージを喰らいます。避けましょう。

 

 

5.対戦しよう!

一通り基本操作を覚えたらいよいよ対戦です。

対戦に必要な知識を書き記します。

 

◆対戦の前準備

C:SIの対戦はマウスルック(FPS視点)、且つ常に走る設定、且つAOを切った状態でプレイします。

 

・マウスルック(FPS視点)

キーボードのMを押すか、マウスホイールで視界を前後出来る方は、ホイールを奥へくるくるっと回し、アバター側へ寄せて行ってください。最後にマウスルックに行きつくはずです。

また、マウスルック時に自分の装着物や刀が見えると言う方は、以下の赤丸部分の設定のチェックを外すことをお薦めします。

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・常に走る

Ctrl+Rを一回押して、少し移動してみて走れているか確認するか、ビューワー一番左上のメニューより、ムーブメント>常に走るにチェック(以下の画像を参照してください)です。

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・AOを切る

AOにはオンオフのボタンがあると思いますが、わかり辛かったら装着を取り外したらokです。

FireStormのAO機能を使ってる場合は、AOのチェックを外せばオフになります。

 

◆礼を尽くそう。試合開始と終了の挨拶。

武士道精神からか、しっかりと試合の挨拶文化が成り立っています。

・試合開始の挨拶 − Ready、いざ

スタンダードな挨拶としてはReadyです。略式でrdyもあります。

お互いが"Ready"、もしくは"いざ"と言ったのを確認したら試合が始まります。

また、Bows Respectfullyと言うものもよく聞かれます。これは弓なり姿勢で敬意を表す、つまりはお辞儀の事です。

・試合終了の挨拶 − Good Fight

決着がつくとお互いを認め合うように、試合終了の掛け声はGood Fightと言います。

略式でgfと言うこともあります。

この辺の挨拶はジェスチャーで登録しておくといいでしょう。

また、本当にその日の試合を終了するときには、"Thank you for spars."と言い、相手に感謝を伝えます。

 

 

さて、長くなってしまいましたが基礎編は以上となります。

なんとか試合できるところまで持ってこれたかと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

見落としなどあれば指摘もお待ちしています。_:(´ཀ`」 ∠):

 

 

では、最後まで読んでいただいたおまけとして初心者のおすすめ訓練法を記載しておこうと思います。

ずばり先ず慣れるとグンと伸びるのは斬り、蹴り、ガードの駆け引きです。

そこで、駆け引き用の訓練法があります。一切移動せず、駆け引きだけで試合をすると言うものです。

やり方は簡単。自分と相手を刀の間合い内でプリムで囲って動けなくしてしまうだけです。

理想はデフォルトの四角いプリムで中空の値をいじると、簡単に囲いができるので、後は2人を囲えるように大きさを調整するだけです。良かったらやってみてください。

ちなみに訓練嫌いだった私はそう言ったことを一切せず、実践を積み重ねながら相手に勝つにはどうしたらいいかとあれやこれや考えて実践してと自分なりに楽しみながら強くなっていきました。

真に大事なのは楽しむことですね、はい。

そんなこんななC:SI剣術解体新書 2016年度版。次回はより踏み込んだ極意編を予定しております。

お粗末様でした。m(_ _)m

C:SI剣術界、ちょっとピンチです。

どうも、xionowelことMallow McMillanです。Xileen Jewellです。\2垢です!/

さて世の中的にはすっかりニッチな存在となってしまいました、仮想世界Second Lifeですが、その中でもまた限られた更にニッチな世界、C:SI剣術界と言うものがあります。

このC:SIと言うのはかの有名なアメリカンドラマではなく、samurai islandと言う海外のsim(近年simカードなるものがありますが、SLでのsimは一つの街のようなものだと思ってください。)発祥の戦闘システムでして、正式名はcombat samurai island、略してC:SIとなります。

ニッチニッチと言いながらも少なくとも10年は続いてるかと思われます。私のアカウントが10年目であり、当時すでにシステム的には完成されていたので。

samurai islandと言う名称から察せられるかもしれませんが、この戦闘システムのメイン武器は刀です。

FPS視点で、刀で他のプレイヤーと戦う対人格闘ゲームと言う感じです。

海外発祥でありながら刀メインと言う時点で既にちょっと面白いですよね。

そしてこんな世界で10年続いてきたと言うのはそれだけの評価がされ、洗練されたシステムであると思ってください。

いわばスト2で10年戦ってるような感じです。たぶん。

 

 

さて、そんなC:SIなのですが、今いろいろとピンチを迎えております。

◆ピンチ1、日本の剣術大会が途絶え、和風simもプレイヤーも減少傾向。Second Life全体的にも規模縮小傾向。

全体的な人口の問題、SLの規模縮小は間違いなくあるようです。今や14年目に突入しました。他にも色んなサービスが出てきています。やむをえないと思います。

それでも、自由度の高さが唯一無二の世界であり独自の魅力を備えてることもあり、離れられない人もまだまだたくさんいます、個人的には、14年目の仮想世界であることを考慮すると、まだ十分に人が多く、廃れたと言う感じもありません。

なんだかんだ人気イベントなどはすぐに人が混んで三日三晩は混雑し、四六時中駆け込むことすら容易ではありません。

とまあこれは全体的な話。

C:SI剣術界的には、ぶっちゃけ他の国ではどうか細かく知らないんですが、日本でのプレイヤー人口は確実に減っています。

日本でのC:Si剣術界は、ちょうど私がSLを始めたころ、9年と半年ほど前から広まりはじめたようです。

私の知る限り古くはFurry JapanのFakefur Okonomi氏がインワールドの指南書を作成し配布され、そして新選組指南サイトを作り、そしてEDO JAPAN simが日本で初めての剣術大会、江戸剣術大会を開くようになり、日本では愛好者が流派と言う名のグループを作り、皆どこかに所属したり交流戦をしたりして、だんだんと盛り上がっていきました。

江戸剣術大会は規模が次第に大きくなり、運営が難しくなったところで終了し、後にkyoto BAKUMATSU simにて京都剣術大会へと引き継がれたのですが、日本ではC:SIの聖地となっていたEDO JAPANもkyoto BAKUMATSUも、今は土に返りました。

歴史あり、名のあった和風simも今は減少傾向なのです。(新しく増えるものも当然あります。)

日本は剣術大会と言う大きなイベントを失って今年で3年目。次第に界隈自体も盛り下がったようです。

 

 

◆ピンチ2、開発者が雲隠れ。どちらかと言えばこちらがピンチ!

雲隠れ理由は、まあいろいろあったりしたようです。\(^o^)/

このC:SIと言うシステムは4つのベンダー(MUSASHI、灰、Daikon Forge、Archtek)が独占共有していて、そのベンダーが開発する以外、外部には全く漏らされていないものでした。

SLには色んな戦闘システムがありますが、どのシステムも、同じようなものを作ってもチャンネルなどが合わなければそのシステムでは戦えないのです。C:SIも然り。

そんなわけで、完全社外秘が守られたこの強固なシステムは、ベンダーが誰かに引き継ぎでもしなければ新たな開発者が生まれませんでした。

しかし引き継ぎなしで、何年か昔にArchtek、そしてつい最近Daikon Forgeが雲隠れとなりました。

残るベンダーはMUSASHIと灰ですが、動いてたMUSASHIは5年ほど前のこと、灰は私が始めた当初からラインナップが変わっておりません。

そして何より大切なのがこのことにより無料のdemo版、木剣、木刀、と言うアイテムが失われた事。

このゲームの武器は一つ800L$、日本円にして約320円と言ったところです。SLで言えば割と高価な買い物です。

私は最高に楽しいゲームですが、やはり人によるところではあるので体験してもらい、楽しめるかどうかは重要なところです、なのにその重要な部分を担うdemo版が失われ、新規参入の敷居がぐんと高くなってしまいました。

尚、C:SI発祥の地であったsamurai island simも昨年消滅したようです。

(ちなみに公式ページでは長年に渡る戦績が全て記録されています。決着が付くと自動で誰が誰を何処で倒したか記録されるのです。ただ、鯖が落ちてるのか最近開けるページも減少傾向です。\(^o^)/)

 

 

◆ピンチをチャンスに。C:SI界隈の最近の動きと私の構想。

率直に言ってしまうと、私は日本のC:SI界隈の昔の賑やかさをもう一度、ムーブメントを起こしてみたいんです。

人が減り、知っている人が減った今だからこそ、この面白い競技にはインパクトが秘められていると思います。

と言うわけで初心者の取り込み、サポート体制の確立をやっていきたいと思い、最近は活動しています。

具体的には、先ず木刀を使った初心者向けの教室を開くこと、教室時間外でもサポート体制が敷けるように、Japan CSI Union(日本C:SI剣術倶楽部)と言う日本のC:SI専用グループを活用します。

先ほど木刀は失われたと言いましたが、実は痺れを切らしたC:SI海外の動きで代替システムの開発が進んでいます。内容はC:SIをベースに作られていると言うことで、作っている人もC:SIどっぷりの人なので出来に期待したいと思います。(聞いた話では良い出来なようです。)

そして初心者向けの木刀のみのぷちトーナメントなどを開き、懸賞として製品版の刀がもらえる仕組み、その刀や大会の懸賞金の基金を目的としたグループの設立などを考えています。

そして、剣術をやるための大きな目標となるよう、日本の剣術大会を復活させます。asura Baguierさんが管理されるaaa,zzz,www simにて、安土剣術大会を来年、2017年2月10日(金)、11日(土)開催を予定として目星つけています。

 

 

私が今ざっと考えているところ、とりあえずこんなとこです。

どれが成功し、失敗するかはやってみるまでわかりません。

C:SI界隈的には、新システムへ移行し、そちらで盛り上がるかもしれない、激動と変遷の時代かもしれません。

 

と言うわけで、私も私で10月より剣術指南も出来る茶屋兼道場"白辰庵"をオープンしていきたいと思います。(普通にチャットなど会話しに来るだけでもOKです。ただし私の都合で不定期です。)

もしC:SI剣術に興味があるかたがおられましたら、SLにてMallow McMillan、もしくはXileen Jewell、もしくは@xionowelまで一声ください。

この話自体に興味のある方、大会スポンサーなどもお待ちしております。

普通に遊びのお誘いもお待ちしております。*\(^o^)/*

突然の長文エントリーでしたが、ご拝読ありがとうございました。